きんたまについての考察

あの有名な俗歌

「たんたんたぬきの...」

は皆さんよくご存知だと思うのですが

実はこの歌の旋律は

聖歌687番(新聖歌475番)からきており

英語の原題はShall We Gather at the River

というらしいです。

きんたまというのは実に魅力的で

じっと見つめていると

ぬぬぬ...と僅かに動いている。

動いているというか、蠢いている、という方が相応しいかもしれません。それを観察していると、あぁこれは外に飛び出てはいるものの立派な臓器なんだなと感動します。

「狸の金玉」という言葉は、私が上に書いたようないわゆる睾丸のことを意味しているわけではないようです。

むかし、金箔をつくるときには金の粒を傷まないように薄ーく伸ばす必要があるので、獣の皮に包んでから叩いて延ばしたのだそうです。(今はどうなのか分かりません)

その際に狸の皮はとても柔軟なのでこの作業の際に重宝され、「狸の金、8畳敷也」と言われるほど金を薄くでき、そこから転じて縁起物の狸の置物や歌などがポピュラーになっていったようです。

実際の狸のきんたまは銀杏くらいの大きさなので、これは全然大きくないですね。

余談ですが世界で一番大きい睾丸はセミクジラというクジラ(ピノキオに出てくる種類の鯨です)の睾丸で、左右合わせて1トンあります。すごいですね。まぁクジラという生き物そのもののスケールが大きいですからクジラさんからしたら当たり前なのでしょうが、考えてみてもください。片方500キロですよ。

クジラのきんたまを思うと、ちっぽけな悩みとかどうでも良くなってきます。

Inae Jeong

Flutist

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